クリスマスツリーを綿棒で作った「星の種」で飾ってみたよ。
綿棒で多面体を作るようになってから、やってみたかったのがコレ!
クリスマスツリーを、「星の種」で飾ること。
やっと念願が叶いました!
「星の種」とは、小星型十二面体のこと。
星型正多面体(ほしがたせいためんたい)は、ドイツの数学者ヨハネス・ケプラーが最初に発見した、各面が互いに交差する凸でない正多面体である。
今日は、この「星の種」の作り方をご紹介します。
星の種制作に必要なもの
作る前の準備
ベビー綿棒を作る分だけ数え、アクリル絵の具を塗ります。今回は、5個作る予定で、30本×5=150本を着色しました。アクリル絵の具のチューブ1本分で150本が着色できます。
私は1本1本、刷毛で塗っていましたが、あまりにも時間がかかりすぎるため、絵の具と絵の具の1/3程度の水を入れたビニール袋に綿棒を入れてカシャカシャと混ぜる、唐揚げ方式を採用することにしました。
おかげでかなり時間短縮になります。
今回は、ターナーのアクリルガッシュ、ディープゴールドを使いましたが、綿棒の先がガチガチに固まってしまうので、初心者さんには難しいかもしれません。
綿棒の先を固めずにストレスフリーで多面体を作りたい人には、ポスカでの着色をおすすめします。
しかし、着色に時間がかかります。
着色した綿棒が乾いたら、1本1本にペーパーセメントを付けていきます。
綿棒の先2/3くらいに付ければ大丈夫です。
付け過ぎたと思っても、綿棒がペーパーセメントを吸い込むので問題ありません。
ペーパーセメントを付けて、クッキングシートの上で5分ほど乾かしたら、多面体づくりに進めます。
クッキングシートにそのまま置いても大丈夫ですが、気になるようならば割りばしや細い木の棒などの上で乾かすと良いでしょう。
乾かないうちに作り始めると、綿棒の先がほぐれてしまったり、ベタベタしすぎてうまくくっつかないので、十分に乾かしてから作り始めましょう。
星の種の作り方
では、星の種の作り方を解説していきます。
まず、5本の綿棒で星☆をつくります。
☆の頂点に1本ずつ綿棒を立てて真ん中で揃えていきます。
5本立てるとこんなかんじ。
もうひとつ星☆をつくって。。。
上からかぶせます。
横からみて、ナナメに横切るように上下の五芒星の頂点をつなぎます。
よーく見ると、ここにも星☆を出現させようとしているのがわかります。
どうですか?
あと1本左下から右上に綿棒を足せば、星が形作られるのがわかるでしょうか?
青いラインのところに1本綿棒をつなぐと☆ができあがりますが、ここはぐっとがまんして、となりの上下の頂点にうつります。
このようにして、まずは5本の綿棒で側面をぐるっと一周します。
5本つけて、上から見るとこんなかんじ。
次に、先ほどとは逆方向に、右上と左下の頂点を結ぶように綿棒をつなぎます。
このとき、先につけた綿棒の内側を通してつなげると、バランスが良くなります。
これを5本つなげると、こうなります。だんだん複雑に見えてきましたね。
これをひっくり返すとこう見えます。五角形と五芒星が折り重なって、ちょっとクラクラしてしまいますね。
次は平面で説明するのは難しいですが、やってみますね。
手前の黒い線で表した五角形の一つの頂点に綿棒を通して、青い点の一番外側になる星の頂点とをつなぎます。途中、真ん中の青い点のところも通すのですが、全体のバランスを見ながら内側を通すか、外側を通すか選んでください。
青い点のところを1本の綿棒が通ることになります。
2本通してみました。こんなかんじです。
3本通してみました。
この状態では5本つなぐとギチギチになってしまいそうです。
ペーパーセメントは、くっつけたり外したりを何度もできる糊です。
くっつけたり外したりしながら、バランスを整えて作っていきましょう。
できあがり!
左がアクリル絵の具で着色した、ディープゴールド、右がポスカ・ゴールドで着色した星の種です。
接合部分をよーく見ると、ポスカで着色した方が綿棒がギュッとまとまってくっついています。これは先が柔らかいので指でぎゅっぎゅと押すとこのようにくっついてくれるというわけです。
一方、アクリル絵の具の方は綿棒の先が固まっているので綿棒と綿棒の間に空間が見えています。これはどんなにぎゅっぎゅと押してもこれ以上はくっつきません。時間が経つと、ペーパーセメントのもちも悪くなるので、早めに木工用ボンドを接合部に塗って壊れないようにします。
木工用ボンドを少量の水で溶いて、刷毛で接合部に塗っていきます。
最初は白いですが、時間が経つと透明に乾くので心配いりません。
クリスマスツリーに飾り付ける。
ボンドで接着した星の種を、ギフト用の金色のラッピングタイでツリーにくくりつけます。
今回は赤い星の種も作って、ツリーのてっぺんに付けました。
私は、たくさん作って飾りたかったので、15個つくってみましたよ。
今回は、クリスマスツリーに飾り付けましたが、紐でつるして1年じゅう楽しむこともできます。
五芒星からなる星の種ですから、お家に飾っておくと良いことがあるかもしれません(#^^#)
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