8月8日のライオンズゲートって?その由来は?おすすめの過ごし方は?

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近年、よく聞くようになったライオンズゲートについて、まとめておこうと思います。

ライオンズゲートは7月26日ごろから8月12日ごろまで開くそうです。
この期間、宇宙からのエネルギーが強く降り注ぐとのことですが、いったいどういう理由からそう言われているのかをミナコなりに考察してみました。

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獅子の門が開くライオンズゲート

ライオンとは【獅子】のこと、ゲートというのは【門】のこと。
つまりは獅子の門がその期間開くということのようですね。

7月26日から8月12日というのは太陽が獅子座サインに入っている期間です。
ならば太陽が獅子座サインに入って出ていくまでの約30日間をライオンズゲートと呼べばいいわけですが、そういうことでもないようです。

私がライオンズゲートという言葉を見聞きし出したのは2016年ごろからでしょうか。そのころは「8月8日がライオンズゲートの開く日」と言われていたように思います。
今回、改めて調べてみて7月26日から8月12日と18日間も開いていると知って、実はちょっと驚いています。

とはいえ、ライオンズゲートのピークは8月8日であることは変わりないようです。

8月8日は何が特別なのでしょうか。

8月8日と書くと、日本では8は末広がりでめでたい数字ですし、アラビア文字の8と無限大を示す∞という記号は似ていることから、「めでたいことが無限に広がる」という意味も込めてこの日なのだと思っていた時もありました。

それも一つでしょうけれど、それだけではこれほどまでに「ライオンズゲート」が盛り上がる理由にはならない気がします。

では、8月8日とはどういう日なんでしょうか。

暦の観点から考えてみましょう。

8月8日は例年立秋の日になることが多いです。

立秋とは二十四節気の1つで、季節を表す言葉です。

二十四節気とは、中国で戦国時代の頃に発明された季節を分けるための手法です。季節の名前は中国の中原(黄河中下流域にある平原)の気候をもとに名付けられているので、日本の気候と照らしてみると体感的に合わないものがほとんどです。8月8日の夏の真っ只中に立秋?と思ってしまうのは、中国と日本の季節感が違うからなんですね。

では、立秋はどうやって決められているのか。

これは、太陽が獅子座サインの15度(ちょうど真ん中)にやってきた日となります。なので、年によっては8月8日でない時もあります。

なんだか占星術の話っぽくなってきましたよ!

占星術は360度の円を30度ずつの12のサインに分けたホロスコープを使い、どこに天体があるのかを調べて占うシステムですが、これは太陽の位置がどこにあるのかを見る暦とも密接に関わっています。

獅子座15度の意味

15度というのはサビアンシンボルでは数え度数の16度となります。
松村潔先生のディグリー占星術によると16度はどのサインにおいても「殻が打ち破られる」サインです。

さらに獅子座サインというのは「創造性、自己表現」がテーマとなるサインです。

太陽という人生を進めていくためのエネルギーを示す天体が、獅子座のちょうど真ん中にやってくることで、獅子座サインが表す「創造性」や「自己表現」の殻がバーンと打ち破られてエネルギーが放出されるイメージも出てきますね。

この度数では張り詰めていたテンションがふっと緩むことで、リラックスでき、自分が楽しいと思えることや、興味を持っていることを、感じるままに思い切り表現できるタイミングと考えることができるんです。

リラックスというのは大事なキーワード!

また、立秋と聞いてピンときた人もいるかもしれませんが、獅子座サイン15度の反対側は水瓶座サイン15度です。

太陽が水瓶座サイン15度に入る日は立春で、九星気学では1年の始まりを表す日となります。
また、八十八夜、入梅、半夏生、土用などの雑節を計算するときの起算日(第1日目)となっている重要な日です。

この日から何かスタートさせると縁起が良いよ、ということで、新しく買った財布を立春から使い始める人もいます。

この立春から半年後が立秋となるわけです。

円の循環から考えてみると、立春にスタートさせたことがひとつのピークに達するところですから、ここで結果を受け取るとか、もうひと押し押し出してみるということには向いているタイミングなのかもしれません。

立春、立秋があるということは、立夏、立冬もあるわけです。
そしてこれらは立春→水瓶座15度、立夏→牡牛座15度、立秋→獅子座15度、立冬→蠍座15度となります。

水瓶座、牡牛座、獅子座、蠍座。。。。

そう、これらは占星術で使う12サインのうち【固定サイン】と呼ばれるサインの15度と決められているんです。

【固定サイン】の中にあるライオンズゲート

牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座の4つのサインは占星術の3区分(活動・固定・柔軟)では【固定サイン】です。不動サインとも言われます。

固定サインは活動のためのエネルギーを蓄積するサインと考えます。持久力や長期的に何かを維持する力など、ものごとを安定的に固定していく力を表します。

なので、この4つのポイントを意識するとなかなかに強力な安定や持続の力を発揮することになるのではないでしょうか。

というのも、4つの固定サインのそれぞれ15度をつなぐと、グランドクロスというアスペクトが出来上がります。

グランドクロスはとても強力なアスペクトの1つで、それが固定サインの15度で起こるとするとちょっと怖いくらいのエネルギーを感じますね。

実は、このグランドクロスに近い状態が実際の天体配置として起こった年がありました。

1999年8月8日です。
言わずと知れた、ノストラダムスの大予言。
「1999年7の月に恐怖の大王が空から降りてくる。」と言われてましたけど、この固定サインの強力なアスペクトが起こる日を指してたのではないかとする説もあります。

太陽、火星、土星、天王星が固定サインの15度あたりでグランドクロスになっています。

この日もライオンズゲートの日ですね。

それもそうか、毎年必ず獅子座15度に太陽がやってくる日は固定サインのグランドクロスができる確率も高そうです。

ライオンズゲートは4つあるうちのゲートの1つ

固定サインが4つあるということで気がついた人もいるかもしれませんが、実は○○ゲートというのは4つあり、この4つの○○ゲートというのは、サビアンシンボルの研究で有名なディーン・ルディア氏の著書「The Astrology of Personality」で言及されているそうです。

4つのゲートとは、

  • ブルズ・ゲート
  • ライオンズ・ゲート
  • イーグルス・ゲート
  • エンジェル・ゲート

です。

それぞれ、牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座のそれぞれ15度で開くとされています。

名前が違うのでややこしいところですが、イーグルス・ゲートは蠍座、エンジェル・ゲートは水瓶座で開きます。

4つのゲートの名前は、著者のディーン・ルディアが聖書の福音書からヒントを得て名付けたようです。
この4つのシンボルはタロットカードの大アルカナ21世界のカードにも描かれていますね。

これら4つの固定サインと象徴は人の意識にとって随分と影響の強いものと言えるのではないでしょうか。

4つの元素から固定されたエネルギーが均等に放射されたら真ん中にいる人(両性具有の人)はどうなるんでしょう。
そもそも真ん中の両性具有の人は何を象徴しているかということを考えねばなりませんけれど。

これが21世界の意味なのだと思います。

世界のカードは一つの世界の完成を意味します。

4つの固定サインの象徴をうまく使うことができたら、自分自身が存在する世界をうまく表現できるようになるのかもしれませんね。

ライオンズゲートが7月26日から開くのはなぜ?

8月8日がちょっと特別な日なのはわかりました。では8月8日をピークに前後均等にゲートが開くのではなく、7月26日から8月12日あたりと言われるのはなぜでしょう。

これは、ライオンズゲートの由来がマヤ暦にあるという説が関係あるかもしれません。

7月26日はマヤ暦13の月の暦のスタートの日です。
マヤ暦はまだ勉強不足なので詳しいことは書けませんが、これが一つの理由づけになっていることは間違いなさそうです。

もう一つ、7月26日にまつわる話で気になったのが、恒星「シリウス」との関係。
ライオンズゲートが開くタイミングは地球とシリウスと太陽が一直線に並ぶ特別な天体配置のタイミングということ。

これはつまりどういうことかというと、シリウスのヒライアカルライジングが近年の日本では7月26日ごろに起こるということですね。

ヒライアカルライジングとは

私たちが夜空を見上げると、そこには無数の星たちが存在します。
これらの星たちは【恒星】と言って占星術で使う10個の天体(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星)とは別の星たちです。

恒星とは太陽と同じで、自ら光を放って輝く星です。

この無数にある星を線でつなげて、私たちは星座を認識していますね。

北斗七星やカシオペア座は北の空に輝き、小学校でも習うわかりやすい星座です。

これらの星たちは太陽が昇っても空に存在しているのですが、太陽の眩しい光でかき消されて見えなくなります。

その太陽が昇るちょうど前、又は一緒に昇ってくる星【恒星】のことをヒライアカルライジングスターと言います。

これは、イギリスの占星術家ベルナデット・ブレイディさんが【恒星占星術】という著書の中で詳しく説明しています。


ある恒星が太陽が昇る直前、又は太陽と一緒に東の地平線から昇ってくることを「ヒライアカルライジング」と言います。

つまり、7月26日は恒星のシリウスが太陽とほぼ同じタイミングで東の地平線から登ってくる日というわけです。

ライオンズゲートとシリウス

シリウスって?

シリウスとは、恒星の名前です。おおいぬ座の星座絵では顔のあたりに見つけることができます。
シリウスは地球から見える恒星の中で太陽を除いて1番輝いて見える恒星なので、それだけでも特別感がありますが、このシリウスは古代エジプトではとても重要視されていた恒星なんです。

古代エジプト人はシリウスのことを「輝けるもの」「素晴らしいもの」と呼びました。

それは、シリウスがヒライアカルライジングする時期にナイル河が増水し、河の上流から肥沃な土壌をもたらす河の氾濫が起こっていたためです。

古代エジプトといえば、世界四大文明で有名です。そして古代文明のある地域には必ず河があるということも中学校で習いましたね。

エジプトは砂漠地帯で、雨も少なく気温も高いです。ここに一大文明が築かれた理由はナイル河が毎年氾濫し、山の養分をたっぷりと含んだ黒土が人々が生活する河口へと運ばれてきたからです。

日本では氾濫と聞くと、災害のイメージがありますが、この頃のエジプトではナイル河の氾濫はまさに「神の恵み」だったのではないでしょうか。

こういった意味からも、エジプトでシリウスは、ナイル河の氾濫時期を知らせてくれる重要な星として「ナイルスター」と呼ばれていたそうです。
現在では、アスワンダム、アスワンハイダムが建設されてナイル川の氾濫は無くなりました。

ちなみに余談にはなりますが、古代エジプト文明とは紀元前3,000年ごろから紀元前30年までの間を指します。この頃のシリウスのヒライアカルライジングは夏至の頃に起こっていたようです。

地球は北極と南極を結ぶ線を軸にして自転していますね。

コマのように軸を中心に自転しているものの回転軸が円を描くように揺れることを歳差運動と言います。この地球の歳差運動によって春分点は少しづつ移動しています。

これは、太陽系のシステムとして変化が起きているわけです。恒星が動いているわけではなく、地球が微妙に移動することによって、遠くに見える恒星の位置が変化して見えるということです。

北極星も、実はおおよそ2,000年ごとに変わっているんです。

ですから、古代の文献でシリウスのヒライアカルライジングは夏至に起こっていたということは言えても、現代ではそれに当てはまりません。

夏至というのは太陽のエネルギーが最も高まる日、北半球では太陽が最も長く見える日です。

この夏至の日と、ナイル河の氾濫を告げるシリウスのヒライアカルライジングが同時に起こることを考えたら、古代エジプトにとってこの日がいかに特別であったかを知ることができますね。

ライオンゲートの説明に、「夏至に相当するエネルギーが受け取れる」というようなことも見かけましたが、これは昔と今のシリウスのヒライアカルライジングを混同しているのかもしれません。

また、スピリチュアル界、宇宙意識を研究している人たちの間では、シリウスという恒星は地球文明に大きく貢献した恒星としても有名です。

QHHTなどの過去世や宇宙世などを探る催眠療法で「自分の魂の故郷はシリウスだった!」と、気づく人が多いことからもシリウスがいかに地上に影響を与える宇宙意識であるかということが伺えます。

そのシリウスが7月26日あたりにヒライアカルライジングスターとなる。

確かにこれは宇宙のエネルギーを感じようとするときに、大きな意味がありそうです。

ライオンズゲートのおすすめの過ごし方は?

ではそんなライオンズゲートの日にはどんなことをするのが良いのでしょうか。

ミナコのおすすめは、ズバリ!

リラックスして過ごす。

今年、2023年、太陽が獅子座の15度に入るのは東京では8月8日の午前3時半ごろ。夜明け前の時間ですね。

しっかりと睡眠をとって夢を見るのもよし、ちょっと早い時間に起きてみて、夜明け前の空をぼーっと眺めてみるもよし。運がよければシリウスが見れるかも。

なんだかんだとエネルギーの強い日ではありますが、「何かやらなきゃ!」と焦るのは逆効果。

普段忙しく考えていることを横に置いといて、リラックスした状態で思考や感情を宇宙へと開いてみましょう。

思いもよらないところから、素敵なアイディアが湧いてきたり、チャンスがやってきたりするかもしれませんよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ライオンズゲートについて、調べてみたことと考えたことを書いてみました。

サビアンシンボル研究家のディーン・ルディア氏がその著書の中で言及していることが発端のようですが、そこからライオンズゲートが特に日本で注目されるようになったのは、

  • 自己表現を示す獅子座サインのピークに開くこと
  • 8月8日がめでたい数字であること
  • マヤ暦の13の暦の月のスタートと重なっていること
  • シリウスのヒライアカルライジングのエピソードに寄せて特別感を出していること

などが挙げられそうです。

もともとは4つの固定サインのゲートを均等に開いて使うことをお勧めされていたのではないかと思うので、これを機会にライオンズゲートだけでなく、ブルズゲート、イーグルスゲート、エンジェルゲートの時にもリラックスして宇宙へと意識を解放していきたいですね。

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