2022年牡牛座新月(日蝕)

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2022年牡牛座新月は日蝕です。

今年の牡牛座の新月は日蝕です。
新月とは、太陽と月の位置が重なることを言いますが、これはほとんどの場合、地球から見て横軸で同じ位置で重なるということです。これに加えて、日蝕は縦軸でも同じ位置になり、太陽の光が月によって遮断され、地上へ降りてこなくなり、その間に人の意識が昏睡状態に入ると考えます。
昏睡状態に入った意識においては、通常の地球意識がバリバリに働いている状態に比べてより大いなる存在意識からの影響を受けやすくもなります。
ただし、これはその大いなる存在意識との接触を試みる意図があるかどうかで受け取り具合は変わってきます。
また、影響を受けるだけでなく、自ら積極的に大いなる存在意識に切り込んでいくチャレンジャーさんもいらっしゃるかと思いますが、そういう方にとっても日蝕はまたとないチャンスです。

では、今回の日蝕では私たちはどのような影響を受けそうなのかをみていきましょう。

新月は牡牛座10度、牡牛座天王星は力のピークにある。

いつものように、アストロドットコムさんでチャートをだしております。
ジオセントリック(地球中心)のチャートです。

新月は牡牛座10度、サビアン度数は11度「花に水をやる女」で起こります。
自分の庭にある花に水をやるように、自分自身の幸福や美意識を成長させるべく、自分の面倒をしっかりみることが大切だよ。というような度数です。
そもそも牡牛座は、金星と関連の深いサインですから、美意識を高めることが幸福を招き入れるポイントになると思います。同じく金星と関連の深いサインである天秤座と違うのは、牡牛座の場合、とことん【自分自身のため】なんですね。周囲の環境に左右されず、自分自身の中にある幸福ポイントを満たしていくことが最重要課題と言っても良いでしょう。
しかし、そのように自分を満たしていくことが、周囲の幸せにも繋がります。
自分が満たされている人は、周囲に対しても寛大で優しくなれるものです。自分の価値をしっかりと見極めている人は、となりの芝生が青く見えることもなく、焦ることもなく、わたしはわたし、あなたはあなた、と個々人の幸せに対してそれぞれに尊重することができる人でもあります。
無駄な争いはしない。
それを望むならば、まず、自分自身を満たしましょう。というわけです。
満たされるためには何が必要かは、もうすでにわかっている人が多いのではないでしょうか。
天王星が牡牛座に入った2018年あたりから、それについて考えを巡らしていた人は多いはずです。
その天王星は、今回の新月では牡牛座14度、サビアン度数では15度【マフラーと粋なシルクハットを身に着けた男】です。各サインの15度というのはピークを表すと、ディグリー占星術(松村潔・著)にはあります。特に固定サインの15度には特別な価値が与えられているとも。
牡牛座の15度では、ビジネスやお金儲けの頂点へ向かうとあります。このピークの度数に天王星、変化と革新の天体が位置していることを踏まえて、

【私が本当に満たされるために何が必要か】

を、考えてみると良いと思います。
それは、必ずしもビジネスの成功や、莫大なお金を手にすることとは限らないからです。
ビジネスやお金儲けという言葉の持つ意味も、この天王星という変化・革新を意味する天体によって変わってきていると考えるのが自然な気がします。

水星が双子座入りした直後。

今回の新月は、水星が双子座入りした直後に起こります。双子座は水星にとってはホームグラウンド。とても居心地の良いサインです。本来の好奇心や知識に対しての貪欲さを発揮しやすくもなるでしょう。双子座の場合は、知識を深く掘り下げていくというよりは、浅く広く気の向くままにあれこれとつまみ食いをするように知識を拾っていく感覚がありますので、「あ、そういえばこういうことに興味あったんだよな。」ということがあれば、どんどんと本を読むなり、人に聞くなり、ネットで調べるなりして、定着しなくてもかまわないのでやり尽くしてしまいましょう。調べてすぐに忘れちゃっても大丈夫です。重要なことはちゃんと残りますから。

この水星は、逆行をしている山羊座冥王星と120度の良好関係にあります。冥王星からのサポートが入ると考えてみましょう。これまでの生活外のところから思わぬ知識を得ることができるかもしれません。
「こんな世界があったんだ!」と驚くようなことかも。
また、この水星と冥王星はコントラパラレルという、ちょっと特殊な位置関係にあります。
今まで全く関りのなかった、世界、業種、人との関わりが嘘のように盛り上がるようなことがあるかもしれません。食わず嫌いせずに、いろんな人たちとの関わりを大切にしてみましょう。

魚座のステリウムもあなどれない。

今年は魚座での木星と海王星の合が1つの大きな天体イベントです。(でした。)それは4月半ばに起こりました。ここで、大きなヴィジョンを受け取った人も多かったのではないでしょうか。
魚座のホームにある海王星が持つ大きな大きな夢にあるエッセンスを、これまた魚座を第二の故郷にする木星が受け取り、そのヴィジョンを携えて牡羊座に向かっているのですが、その海王星、木星の後を追いかけるように金星がやってきて、この日蝕で木星と重なり、追い越して行きます。
そして、海王星、木星の一足さきに牡羊座入りしていきます。
今回のチャート(東京)では、アセンダントは牡牛座です。牡牛座の支配星である金星の動きもとても重要だと思われます。

魚座には、先月から火星も入っています。
この火星が魚座入りしたことで現在は4つの天体が魚座に入っていることになります。
もう、夢や妄想がふくらみまくっている人も多いのではないでしょうか。
現実(肉体的な現実)がふわふわとしすぎて、境界線を行き来している人や存在も多く感じられる気がします。
この牡牛座の日蝕では、そのふわふわしたところに対しての着地を促す効果もありそうです。

この魚座ステリウム(1つのサインに3つ以上の天体が入ること)も、牡牛座日蝕後、5月の間に解消されていきます。
4日には金星が、12日には木星が、26日には火星が牡羊座入りします。
この1か月の間にボヤーっとしていたことが、だんだんと形になり始めることを意識できる人も増えると思いますので、そのあたり注目しておいてください。
ただ、まだ牡羊座の段階なのでハッキリと意識できないこともあるかもしれません。なんとなく、ボンヤリですが、上位の意識レベルではかなり強烈に差し込んでくるものがあるはずなので、そこはみなさんそれぞれの意識次第かと思います。

まとめ

さぁ、あと数時間で牡牛座新月(日蝕)です。
大いなる存在意識からの大いなる影響を受け止める準備はできているでしょうか。
それらすべてを受け止めるぞ!という貪欲さも大切だと思います。
横軸は謙虚に、縦軸は貪欲に。つまり、人と人との関わりの中では互いに必要以上の干渉はしないで謙虚な姿勢で。そして、宇宙やその他大きな存在意識との関わりの中では、全てを受けいれる貪欲さを発揮しちゃおう!ということです。
このご時世、人と人との繋がりが持てなくなった、薄くなったと嘆く人も見かけます。それは確かにそうかもしれません。しかし、もうひとつレベルを上げた意識状態、肉体的な目に見える部分だけでない繋がりを感じることも重要です。
会うことが少なくなったからといって、繋がりがなくなるわけではありません。
別の形での繋がりはむしろ濃くなっていることに気づく人も多くなってくるのではないでしょうか。

今回の新月は、まとめるのがちょっと難しいのですが、【所有】という概念が、単純に物質的な次元にとどまらず、人と人との繋がりも、肉体的なレベルを超えて繋がっていくものであるという実感を得るきっかけになるのではないかと思います。

今日も、お読みいただきありがとうございました!

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